改革開放以来、中国はすでに世界第2位の経済体として台頭しており、その中の重要な成長動力は人口配当である。しかし1990年から、中国の出産率はすでに人口の正常な交替に必要な水準を下回っており、2000年には高齢化社会に入り、さらに深い高齢化社会に向かって急速に前進している。世界保健機関(WHO)の予測によると、2050年までに中国の60歳以上人口の割合は総人口の35%に達し、世界で最も高齢化が深刻な国になる。社会の高齢化の激化、介護需要の持続的な増加により、介護業界は新たな挑戦に直面しているが、挑戦と機会が両立し、介護業界は必ずこれによって新たな発展の高度に達するだろう。
日本は高齢化社会に入ってから20年余り、養老看護業界は非常に成熟しており、関連法規と保険制度が完備しており、サービス理念、人員技能と管理制度はいずれも世界トップレベルにある。逆に中国では、現在介護職員が不足しており、全国の養老サービス人材の需要不足が大きく、また現在の養老サービス人員の年齢が高く、資質が低く、業界の人材現状と養老サービス需要は深刻に乖離している。
中日養老看護協力の大きな背景の下で、日本の養老看護の知識を学び、日本に来て養老看護の仕事に従事する人材は今後必ず我が国の養老看護サービス業界の業務中堅になるだろう。